大野くんの個展。
この目で見てきた、伝えられるもの全てを残しておきたいと思っています。
うめレポ、第二弾。
引き続き、鍵付きですがお楽しみ下さい。
こんにちは、うめきちです。
独り占め作戦大成功!
会場入りするまで、気を許すと涙がポロリしそうだったのも、
しょっぱなから目の前にした2匹のワンコと、赤い眼鏡の男の子の迫力に泣くのも忘れ、夢中になったうめきちでした^^
次は、会場各地をウロウロウロウロと回り続け、大野くんが手がけた作品たちの隅から隅までを探索です!
一応、ルート順になるようにレポートしてまいります。
まず、
入り口を入ってすぐに迎えてくれるのは大野くんからのメッセージ。
墨色の壁に、白?白っぽい色で印刷されたそのメッセージは、作品集にかかれている文面よりもスッキリまとめられていますが、想いは同じ。
おいらが作った作品を自由に見て楽しんで欲しい!
来てくれてありがとう!!(意訳)
心からの言葉だと信じています!
この大野くんからの気持ちを受け止め、ここで(´Д⊂ヽポロリ(笑)
そのメッセージの右下にサインがあって、ジーっとジーーーッと見つめましたが、この場で書かれたものか、一緒に印刷されたものかは判別できず。
この場で書いてくれたのであってほしいなと願いつつ、そっと指先で触れてきました。
この空間には、2面に別れてパネル写真が展示されていました。
まず、メッセージの両脇に、2枚。
1枚は作品集には載っていません。
干潟?の場所で、
砂に残された【FSⅡ】文字と、漁師さん用の釣りズボンを履いた姿で、手にはクワ?グランド整備のあれ?を上に構え持った大野くん。
顔は、力を入れるときに眉間にシワを寄せて、クゥー!というよくやる表情(わかるかな^^;)
今年の夏、砂浜に行く機会があったら、ぜひうめきちも【FSⅡ】と残そうと思いましたね。
メッセージ脇のもう1枚は、サイトウ12人衆が桜の木の前で佇む(?)パネル写真が。
作品集014p
赤いヘルメット被っている、ナチュラルサイトウくんが笑みを誘いますw
そして、その向かい側には
作品集にも掲載されていた、7年前の黒人フィギュアくんたちが大野くんと一緒に旅をしている写真が数枚。
ドームでの写真、大宮の砂浜に首だけ出してこんがり焼いている写真。
(控え忘れたので、何枚か、どの写真だったかはわからず・・・)
この子たちをツアーに連れて行っていた大野くん。
ハワイには大宮をチョイスしたのねぇ。
(*´ω`*)
大事にスーツケースに入れていったんのかなぁと、そこにほんわか。
スカスカなバッグ内も彼らがちゃんと陣取ってたのですね♪
個人的には、札幌公演、うめきち参戦日の一枚があったのが、嬉しかったです^^
パネル写真を後にし、
つぎの空間へと足を進めると、そこには会場内でも独特の存在感を放っている・・・そう!あの「サイトウくん」が私たちを待っていてくれます。
正面に目に入るは、4人のサイトウくん。
何も彩色されいない、作品集017pの彼を筆頭に、021pの彼もいました。
赤い目、怖い(*ノェノ)
でもですね、作品集と違う点が一つ。
017pのサイトウくん、愛煙家だったらしい(笑)
会場ではタバコをくわえていました!
このタバコも精巧で。
ちょっと折れ目の入り具合もリアル。
044pのアフロなサイトウくんのタバコを借りたのでしょうか?
アフロくんは、会場では禁煙中らしく(笑)タバコをくわえていませんでした。
作品集を見なおしてみると、アフロなサイトウくんのタバコとは違うような気もします。
(わかりませんよ^^;)
うめきち心の対話は・・・
「大野くん、これね!溶液が足りずにタクシーに乗って行ったり来たりしたのは。7年前と同じく、何度も失敗を重ね、出来上がった子たちなのね!」
※会場内を回りながら、うめきち一人で観ていましたし、大野くんと、または作品たちと、心の中で対話していました(笑)
だれですか?怪しい人って言っているのは。
( ・`ω・´)
ロン毛のサイトウさんの帽子に飾られた小さな花。
娘がハンドメイドでデコする時に使うのと同じものを使っているのかしら。
画材屋だけでなく、女の子がたくさんいそうな、そういうクラフト系のお店で大野くんが選んだのかしらと、(・∀・)ニヤニヤ。
いろんなデザインを施されたサイトウくんを観ていきますが、型は同じはずなのに、一つ一つまったく違う作品になっています。
アイラインを引いたり、ふちなしメガネを掛けたり、かっぱに、歌舞伎役者に、一体何者・・・なテンテン土人?
個人的には、テンテン土人さん(勝手に命名です^^;)が気に入りました。
作品集024pの子です♪
テンテン土人さん、
真っ黒な眼の奥に潜む感情は何も感じられず、ただ顔にはテンテンテン・・・
大野くんのテンテンテンは、不揃いでちょっと見、適当な大きさ間隔で描かれているようですが、凹凸全てがバランスよく収まっていて。
やはり、ここはセンスなのかしら、すごいすごい!
ずーっと観ていたい♪
作品をお酒を飲みながら眺めていた大野くんと一緒の気持ちであります。
(↑結局これが言いたいw)
そうそう、
白髪の爆発ヘアーがトレードマークのサイトウ博士は、右側のふちなしメガネに傷が。。
大野くんが、「げっ!傷つけちまった!」なんて言ってたのかなぁなんて想像してみたり♪
細かい妄想ですw
そして、次に向かった先。
そのサイトウくんを抜けると現れるスペース。
そこに、テンテンテンの総大将はいた。。
4畳半くらいの和室が個展会場に設置されていました。
入り口を入ると、あの「ちょんまげの男の子」
「いたっ!」という感じです。
強い眼差しと、裸で真正面を向き立つ姿。
色は極力抑えられてとにかく目の力が印象に残ります。
大野くんが絵の作品を作る過程は、必ず目から描くといいます。
目を描いて、眉を描いて、鼻を描いて・・・
目を描く段階で「生きてる目」になったら、コレは行けると思う。
作品集では、ちょんまげの男の子の制作過程が残されています。
目の中、出来上がりはほぼ黒なんだけど、これまた赤、黄色、緑、青、紫で描かれてから塗り重ねられています。
大野くん、嵐カラーにしたな♪
その目を、その顔を描いている時に起こった、2011年の大震災。
何度もこの絵について、当時の日本とリンクしたと言っていました。
大野くんがこの目に宿した力強さには、日本が丸裸にされちゃったという気持ちと共に、負けないぞ!という強い意思も込めたのではないでしょうか。
眉は落ちているし、口も軽く開いていて、自信なさそうに見えるのだけど、
目だけは力強さを失っていない。
背景を聞いた上での観覧だからこその感じ方だとは思いますが、そう受け取りました。
そして、他に言われている方をあまりお見かけしないのですが、
このちょんまげの男の子は、うめきちが左右に移動すると、どこにいても、ジーっと観られている、目が合っているように思いました。
音楽室の作曲家の絵などによくある、何処にいても目があってしまうという、アレです。
空いている時を見計らい、何度も左右ウロウロしてそんな風に感じ取りました。
気のせいかな?とも思いつつ、なんだかイイもん見つけちゃった気分でおりました。
(*ノω・*)
そして、作品集では気づかなかった部分。
男の子の髪の毛です。
櫛の流れにのって、赤の色が、これまた細かくテンテンテンと乗っています。
髪の毛のラインに沿って、赤を中心に恐らく黄色など多色で。
ここも、本当に細かい!!!
作品集でも、目を凝らしてみると、見えるでしょうか^^
さて、いよいよ、
大野くんがクライマーズ・ハイの様に、作業に没頭したと思われる、ちょんまげの男の子の裏側です。
この表裏一体の作品。
どんな風に飾られるのか気になっていました。
ご紹介の通り、表の絵は和室の室内に掛け軸のように飾られています。
その裏側は・・・
和室の外壁に回ると観られるようになっていたんですね!
壁に作品のスペース分の穴が明けられており、表は部屋側から、裏は外部から鑑賞できるようになっていました。
壁に空いた四角いスペースから覗く、テンテンテンテンの異世界の人。
表のちょんまげくんとは全く趣を逸しています。
床に黒いテープラインがあって、それ以上は近づけない。
でも近づきたい!
ギリギリまで顔を寄せてじーーーーっと見つめます。
これ、本当に水彩画ですか?!
何層にも重なったテンはぷっくりと膨らみ、小さな石を埋め込んだようにも見えます。
指先などの一番小さい◯は、直径2ミリくらい。
男の子の骨格、体つきに沿ってテンテンは描かれており、作品集を見ればきちんと最初の色、白い◯で配置をちゃんと作りながら描きこんでいるのがわかります。
おなじく作品集より、頭の中をはじめの方に描いていますね。
大野くんの想像する、男の子の想うことってどんななんでしょうね。
若冲との出会いで、裏から描くことを知り、
奈良さんとの出会いで、いろんな色をいれて厚みを持たせることを知り、
それをやってみよう!と自分の作品に取り入れる。
◯の連なりを楽しく描き加えたのは、きっと草間さんとの出会いがもたらしたもの。
ちょんまげの男の子、
大野くんは顔に相当時間をかけて描いていたようですが、それが伺える筆運びの様相です。
とことん向き合って、時間をかけて、描けない苦しさも、夢中で描き込む楽しさも経験しながら、仕上げていった絵なんですよね。
観ることができて、本当によかった!
人の流れが途切れたのを見ては、何度もこの子の前に行き、大野くんの感じていた思いを少しでも感じ取りたいと、ただただ見つめてきました。
あの頃は、みんなが不安でした。
大野くんもきっと不安だったことでしょう。
嵐として被災地を支援し続けていること、怪物くんとして子どもたちに笑顔を届けにいったこと、そして大野智として思いを絵に込めたこと、すべてに大野くんの優しさが込められているようで・・・
そんな大げさなことないよって本人は言うのかな?
でも、この個展で一番のメッセージを感じたのは、間違いなくこの絵でした。
よって、うめきちも一番色々と絵の前で考えてしまいました(笑)
裏の描画にはただただ、感嘆でございます!
ところで、全然関係ありませんが(笑)
うめきちの暑さ厳しい夏の一日は、毎日こちらの動画を見て元気をもらうことから始まります。
ディスコスター様を見てる智くん可愛いすぎたので並べてみた♪ありがとうニノカメラ( ´ ▽ ` ) pic.twitter.com/lnAQoDxP4E
— ド ミ (@do3104mi) 2015, 8月 1
この純粋なる子供のような表情を見せる大野くんに、うめきちは何年も夢中なんだと再確認。
いったいどれだけの人間を、幸せな笑顔で包む映像なのでしょう。
・・・と、考え始めると、途方も無い気持ちになるので、そんなことは途中でやめて(笑)とにかく、我が身を幸せにさせてもらっております。
今回は、ここまで。
うめレポpart2は終わりとさせていただきます。
あとどのくらい続くかな?^^;
少し時間が取れそうなので、続けてアップできることを期待していてください。
アラシゴトが他に舞い込まない限りですが(笑)
同じパスコードでこちらも開けます。
[ vivafreestyke2 ]
FREESTYLE2 ワンコとメガネ男子と大野智 感想うめレポ1
・FREESTYLE2 タツノオトシゴと怪物くんと大野智 感想うめレポ3
表参道ヒルズの外壁フラッグ、8月9日で撤去となったそうです。
これから見られることを楽しみにされていた方には、本当に残念なことです。
(´・ω・`)
うめレポも含めて、フリスタへの向かい方、まとめています。
大野智FREESTYLE2観覧情報 入場からの流れ、汐留からの行き方、マナー他